EXHIBITION

植田正治、〈童暦〉への道


【概要】

展覧会名:植田正治、〈童暦〉への道

会   期:2014年9月13日(土)―11月30日(日)

開館時間:午前9時から午後5時(入館は閉館30分前まで)

休 館 日:火曜日(祝祭日の場合は翌日)

会   場:植田正治写真美術館

       〒689−4107鳥取県西伯郡伯耆町須村353−3

       Tel:0859-39-8000

入 館 料:一般900円(800円) 高校・大学生500円(400円) 小学・中学生300円(200円)

主   催:伯耆町/植田正治写真美術館


【展覧会内容】

写真集『童暦』(中央公論社)は、「映像の現代」という10巻からなるシリーズの一冊として、1971年4月に出版されています。還暦に近い植田にとって、意外にも、最初の作品集でした。1959年から雑誌に発表し続け、10年以上にわたり、撮り続けた作品をまとめたこの写真集は、砂浜や砂丘を舞台にした独特の演出写真とは、趣を異にするものですが、その後の植田の再評価のきっかけとなったといわれます。また、《白い道》をはじめ初期の〈童暦〉作品を雑誌に発表したころ、植田自身が「今後進むべき道を再認識した」と周囲に語ったといいます。

1950年代以降、リアリズム運動の流れの中で、土門拳が強く主張した「絶対非演出の絶対スナップ」というリアリズムの手法は、植田とは正反対のものでした。演出写真そのものが否定されたかのように感じたと、植田自身も後に語っています。しかしながら、植田は「写真におけるリアリズムとは何か」という永遠の課題に正面から向き合い、試行錯誤を重ねています。1950年代には、造形的な傾向や主観的な傾向の強い作品が見られ、実験的な表現が多く見られます。また、山陰の風土や風景を植田独自の視点で作品にとりいれているのもこの頃です。

今回の展覧会は、1959年から撮影されたシリーズ〈童暦〉に至る1950年代の作品をたどりながら、〈童暦〉の多彩なイメージをあらためて紹介します。

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