EXHIBITION

                                   植田正治写真美術館                   

                                           VOL.13−1

                         アマチュア諸君!

                

◇開催概要 

展覧会名○植田正治アマチュア諸君!

会    期○平成19年4月28日(土)−7月22日(日)

開館時間○午前9時から午後5時(入館は閉館30分前まで)

休 館 日 ○火曜日(祝祭日の場合は翌日)

会      場○植田正治写真美術館

         鳥取県西伯郡伯耆町須村353−3 〒689−4107

          Phone.0859-39-8000  Fax.0859-68-3600

入 館 料 ○一般800円(700円) 高校・大学生500円(400円) 小学・中学生300円(200円)

          (  )内は20名以上の団体料金です。

主    催○伯耆町/植田正治写真美術財団

協    力○王子製紙株式会社、株式会社日本カメラ社

◇開催主旨

 日本中のいたるところでアマチュアの写真家たちによって近代写真の表現が形づくられていた192030年代、山陰の各地にも写真を愛好するアマチュア写真家の団体がいくつか存在し、それぞれ熱心な活動を展開していました。その中のひとつ「米子写友会」に1931年春、旧制中学を卒業したばかりの青年・植田正治が入会してきます。植田は写真雑誌の月例応募と入選を重ねながら、地元内外のアマチュアたちとその腕を競い合い、切磋琢磨して写真づくりの楽しさを身につけていきました。アマチュア同士の交流は地元から山陰周辺、やがて中国地方の各地を結び、戦後は東京での活動も増えていきましたが、それでも植田は常に自分の生まれ育った土地を愛し、この地のアマチュアたちと共に写真することをこの上なくよろこび、「地方在住の一介のアマチュア」と称してその写真人生を貫いたのです。

 1970年代、写真文化の隆盛とともに写真の見方やその時代性が新しい感覚で語られるようになった頃から、植田は自身の写真史をふり返りながら、カメラ雑誌でたびたびエッセイを綴るようになりました。「アマチュア諸君、」と切り出す独特の口上に始まり、時にユニークなエピソードを披露、また時には自戒もふくめた真摯な忠告をもするという、厳しさと温かさを併せもつ数々の文章は、この当時の写真する人たちに向けて語られたものでありながら、デジタル化と多様な表現が続々と展開される今日の写真界にあっても、まったく色あせることなく、現代の私たちへのメッセージとして読むことができます。

 本展は、植田正治初めてのエッセイ集として1999年刊行、2000年に再刊行された『植田正治 私の写真作法』(初刊時タイトル『植田正治・写真の作法○アマチュア諸君!』)掲載文章からの抜粋と写真で構成するものです。このエッセイ集の編者・写真史家の金子隆一氏がその序文で「凡百の写真論や写真評論では決して得ることのできない、生き生きとした<写真>の姿を熱く語り得る存在が必要であるのだということを強く認識することになるに違いない。」と述べるように、今こそ求められる、写真について語りかける植田正治の「声」を、その作品群とともに展覧いたします。

  【展覧会構成】

A展示室「私のような呑気な写真は許されないのか」

――昔を振り返る文章と戦前から戦後の代表作でその写真遍歴、カメラ遍歴を語ります。

B展示室「斜視的風景論―ローカルカラー、がんばれ」

――生まれ育ったふるさと山陰から、見慣れた風景や風物を撮り続けて「写真する」姿勢を説きます。

C展示室「モノクロ礼賛―手作りの味を楽しもう」

――モノクロプリントがもつ表現力の深さと美しさを示し、手間ひまかけた一点の写真印画へのあこがれを語ります。

D展示室「諸君のアマチュア精神までサビつくことはない」

――仲間うちでの満足に終始せず、ともにシリアス・フォトグラファーとして胸をはれる存在であろうと呼びかけ、自らの写真への根源的な態度をその作品群に示します。植田正治を囲む地元アマチュアグループ“サークルU”の活動や、

当時の雑誌資料も併せて展示し、生き生きとしたアマチュア精神のすがたをお伝えします。

◇主な出品作品

   シリーズ<風景の光景>より 1970−80年

   シリーズ<小さい伝記>より 1974−85年

   春を告げる光(1974年)

   緑陰(1974年)

【展覧会関連書籍】 

    『植田正治 私の写真作法』

植田正治・著/金子隆一・編 阪急コミュニケーションズ 定価2,310円

◇お問い合わせ

展覧会に関するお問い合わせは、植田正治写真美術館学芸担当までお願いいたします。

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