2016年11月

 今年も残すところ二月余りとなりました。長雨などの天候不順で、農作業や観光地の人出に影響のあったこの秋でしたが、紅葉の季節を迎えました。イベントも数多く開催されています。山の幸、海の幸満載のこの時期を大いに満喫していただきたいと思います。

 さて今回は、新幹線について。北海道にも延伸され、観光振興などで大きな効果が宣伝されていますが、ここ山陰と四国は、その流れから大きく取り残されています。

 ところが、マイナス金利の影響もあってか、新幹線建設に充当可能な資金に目途が付き、ムードが高まりつつあります。時間短縮など、さまざまな効果がある新幹線ですが、鳥取県が試算した結果、既設のレールを用いる伯備線ルート、智頭急行ルートともほとんど短縮が見込めないと予測しています。また、最近取り上げられている新線の舞鶴ルートも、米子~新大阪間で2時間を切るかどうか、というイメージです。

 加えて、新線を造った場合、整備費に対する地元負担だけでなく、並行在来線が地方移管されることから、生活の足をどうやって維持していくのかも大きな課題となりそうです。

 国土の均衡ある発展という観点を持ちながら、財政力の弱い地域の鉄道ネットワークとしてどのような姿が望ましいのか、難しい状況が続きそうです。

こんにちは町長 秋の大山一斉清掃で協力の御礼を述べる町長(10月16日、桝水高原).jpg秋の大山一斉清掃で協力の御礼を述べる町長(10月16日、桝水高原)
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