2020年6月

 「新型コロナウイルスとの闘いはマラソンのようなもの」。ノーベル賞受賞者が発したこのフレーズは、とても重みがあると思います。感染拡大が一定の収束をみたとしても、おそらく発生前の世の中に戻ることは難しいでしょうから、行動パターンや規範、経済などの新しい社会的価値観を求めていくことになるのではないかと思います。町民の皆様には様々な場面でご迷惑をおかけすると思いますが、ご協力をよろしくお願いします。

 さて、本町が平成22年から取り組んできた使用済み紙おむつ燃料化プロジェクトが、環境省の「使用済み紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」で紹介されることになりました。これは、高齢化社会における使用済み紙おむつのごみ処理が大きな課題になると予想されることから、検討会が立ち上げられ、議論の成果をまとめたものです。私も委員の一人として参加しました。国内で数例の実用化事例の中で、本町は、設備投資の容易さや燃料利用の安定性などの点で、高い評価を受けました。また、感染症対策や周辺環境に与える負荷が少ないといったこともあり、今後の普及が期待されるところです。

 長い時間がかかりましたが、熱意をもって取り組んできたことだっただけに、喜びもひとしおです。関係者の皆様に感謝します。

こんにちは町長「大和ハウス工業(株)からマスクの寄贈を受け取る町長4月17日」.JPG

▲大和ハウス工業株式会社 山陰支店から寄贈のマスクを受け取る町長(4月17日撮影)

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