2015年7月

 毎年のことではありますが、梅雨のジメジメとした季節になりました。稲や夏野菜にとって大事な梅雨は、人間にとっても、暑い夏に向けて身体を慣らしていく大切な期間です。

 しかしながら、この時期の多湿は、私たちの身体にまだ発汗作用が追い付いていないことから、熱中症につながりやすいため注意が必要です。しっかり水分補給をして汗をかいて、暑い夏に備えたいものです。

 さて、少し前のことになりますが、5月には大阪市とイギリスで注目される投票がありました。大阪は「都構想」、イギリスは「総選挙」でした。いずれも現状の変更を望まない形で決着したのですが、私が注目したのは、事前の予想とのギャップでした。

 大阪では「かなりの差で否決されるのではないか」と聞いていましたし、イギリスは「接戦になる」との報道でした。と同時に、それぞれの投票率も近年の我が国の国政選挙と比べると、驚くほどの高率でした。イギリスは民主主義発祥の地としての歴史もあるのでしょうが、平素は経済などの低迷が叫ばれる大阪で、若い年代を巻き込んだ地方自治制度の在り方が住民投票まで高められたのは、大いに評価されると思います。いい言葉が見つかりませんが、関西人の底力を感じた出来事でした。

こんにちは町長.JPG▲第57回鳥取県西部消防ポンプ操法大会開会式にて(6月7日)

(広報ほうき平成27年7月号、P.21掲載)

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