2015年8月

 今年も暑い夏になりそうです。エルニーニョ現象の影響で冷夏を予想する向きもありますが、その影響があったとしても高い気温になるわけですから、それだけ温暖化が深刻と言えるのかもしれません。家電製品の電源を必要のない時はオフにするなど、こまめに節電して、人にも環境にもやさしく夏を過ごしたいものです。

 さて、先日、山陰経済経営研究所から『2015山陰の民力』が出版されました。本書は、5年に1度のペースで鳥取・島根県下の各市町村の活力を指数化しており、今回は10年前(2005年)と現時点を比較することができます。

 本町は、この時期に企業の撤退などが相次いだため、製造品出荷額が大きく減少しています。また、建設業従事者数や販売農家数なども減少し、一次・二次産業が弱くなっています。その反面、商業活動は底堅く、サービス産業も伸びています。また、特徴的な点は、上下水道などのインフラ整備がほぼ完了したことと、学校施設の耐震改修などの公共投資の伸びに支えられ、生活基本指数(くらしやすさ)が大きく伸びています。総合指数では、2005年の県下9位から8位へわずかですが順位を上げ、前回からの指数の伸びは県下5位となっています。

 課題はまだ多数ありますが、これまでの取り組みが形になっている場面が多いことは励みになった次第です。『2015山陰の民力』は岸本図書館にありますので、ご覧ください。

こんにちは町長.JPG▲全国大会出場が決まった岸本八郷スポーツ少年団野球部が町長を表敬訪問(6月24日、応接室にて)

(広報ほうき平成27年8月号、P.25掲載)

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