上細見地区 日野川右岸の堤防整備

 国土交通省が伯耆町上細見地区の日野川右岸で工事を進めていた堤防が、5月末に完成しました。長さは約580メートルで、水制(※)7基を備えています。令和元年7月から、事業費6億3,000万円をかけて整備しました。

 日野川河口から13キロメートル付近に位置する上細見地区は、平成30年の台風24号で、氾濫危険水位を上回る洪水が発生し、家屋浸水まであと1メートルというところまで水位が上昇しました。当地区には無堤防区間もあり、早急な治水対策が求められていました。

 今回の改修により、戦後最大と言われる昭和20年9月の枕崎台風規模の洪水が発生しても、護岸・家屋の流失と浸水被害が解消されると同時に、主要幹線であるJR伯備線、国道181号も同時に守られるとのことです。

※水制…河川の流れを抑えるために河岸から流れの中心に向かって突き出して設置される工作物。流水を流れの中心に押しやったり、流れに対する抵抗となり、河岸付近の流速を遅くして、河岸浸食を防止する。

 

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