おいしいお酒になりますように

~どぶろく上代 酒米の稲刈り~

 9月21日(水)、伯耆町福岡で酒米「五百万石」の稲刈りがありました。町内でどぶろくを製造する上代や境港の千代むすび酒造、皆生温泉の関係者、森のようちえんの子どもたち約50人が、豊かに穂が実る稲を刈りました。

 今年で15回目の稲刈りとなる酒米「五百万石」は、皆生温泉オリジナル日本酒の「海に降る雪 上代」や上代が製造する「どぶろく 上代」の原料で、5月に田植えを行ったものです。稲刈りの数日前には台風が通過し、その影響が心配されましたが、稲が大きく倒れることなく立派に育っていました。

 稲刈りに参加した子どもたちは、保護者や友だちと協力しながら、鎌を片手に一生懸命稲を刈りました。

▼稲刈りの様子

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 この稲刈りを主催した上代の遠藤さんは、今年8月に代表取締役に就任したばかり。酒造りに関わる方の高齢化で会社の存続が危ぶまれていた中で、「多くの人に愛されている商品や会社がなくなるなんてもったいない。私にできることがあるならやってみたい」という思いから、知人の請川さんとともに会社を継ぐこととなりました。現在は遠藤さんが経営を、請川さんが杜氏として酒造りを中心に、新たな体制で動き出しています。

 遠藤さんは「このどぶろくの味わいを守りながら、より多くの方にどぶろくを知っていただけるよう様々なことに取り組んでいる」と話し「3年後にはどぶろくの日本一となることを目指して、お酒造りに一層励みたい」と意気込みました。

 なお、今回稲刈りをした酒米を使用したどぶろくは、11月頃に仕込みをはじめ、12月に完成・販売する予定とのことです。

▼酒造り新たな担い手の遠藤さんと請川さん

202210上代稲刈り②.JPG  202210上代稲刈り①.JPG

 

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