伯耆町金屋谷 西村公明さんファミリー

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子どもたちも天然酵母もすくすく育っています


○家族構成
ご主人(40歳)、奥様(39歳)、長女(7歳)、長男(2歳)
○移住日
2006年10月移住
○移住前のご住所
兵庫県姫路市
○現在のお仕事
自営業(コウボパン小さじいち店主)

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大山が暖かく見守るこの町ならおいしいパンが焼ける。その直感を信じて移住を決心。

脱サラをして関西でパン屋を営んでいた西村夫妻。初めてのお子さんが誕生したことを機会に安全な素材を使ったパンづくりをしたいと、伯耆町に店舗付きの住宅を建てられました。自家製の天然酵母で発酵させた手づくりパンはおいしいと評判になり、地元の人はもとより観光客も立ち寄る人気店としてにぎわっています。



伯耆町を知ったきっかけ、移住を決めたポイントは?

「悠然とそびえる大山を見てここで暮らしながらパンを焼きたいと思いました。まさに運命の出会い。身休の中に大山の風景がすっと溶け込んだ感覚を今でも覚えています」
田舎暮らしに憧れていたという西村夫妻は、奥様が米子市出身だったことから伯耆町に家族で遊びに来ました。このとき秀峰大山を臨み、移住を決心されたそうです。それからは住居や店舗の新築、お子さんの学校などの課題を解決しながら一年間かけて移住の準備をされました。「役場の担当者の方にはメールでやりとりしながら熱心に相談にのってもらいました。土地を紹介してくださったり色々と助かりました」と奥様。
より深くその地域の暮らしを知るには、役場などを活用するのも良策です。人との出会い「風景との出会い、役場との出会い…。様々な出会いの積み重ねが人生を豊かな方向に導いていくのかもしれません。

文書枠2

子育てに不安や心配はありませんでしたか?

移住では子育ても大きな心配事です。
西村夫妻に不安はなかったのでしようか。
「ネットなどで調べてみると伯耆町にはスクールバスがあって小児科などの病院も車で20分足らずなので心配はしませんでした。」町内の保育園に編入したお子さんも一週間ほどで地元の方言を使うようになり、たくさんのお友だちができたそうです。そして二人目のお子さんは伯耆町生まれ。「保育園と小学校が隣り合わせにあるので迎えに行くにも便利なんですよ。子どもを通じて、お母さん同士のつながりもできました。それに、ご近所のおばあちゃんが本当の孫のように可愛がってくださって。子育てに不安はありませんね。」そう語る奥様の穏やかな笑顔が日々のしあわせを物語っているようです。豊かな自然が残されているように、地区で子どもを大切に育てる心が今でも伯耆町には受け継がれています。

ご近所との付き台いや交流はありますか?

西村夫妻のお宅には、毎日のように地元の採れたて野菜が届きます。 ご近所の農家の方々が持って来てくれるのです。「もらった野菜を練り込んだパンを焼いて、お返しすることもあります。物々交換ですね。子どもにはカブト虫やカメをもらったり、『いただき物の写真集』ができそうだねって、妻とよく話すんですよ」「生産者の方には野菜づくりも教わっています。この夏、子どもたちはトマトキュウリ、アスパラなどを育てました。わが家でも自宅の前に土地を借りて、畑をしているんですよ」地元の方々との積極的に交流する西村夫妻のもとには、人と情報が自然と集まってきます。地元グループが開催するECOイベントなどにも協力し、自然体感プログラム「満月の夜の読書会」では大山が真正面に見える自宅の庭を開放したり、お店の定休日には周辺市町で開かれる手作りイベントにオープンカフェを出店したり。仲間に声をかけてバーベキューバーティーまき割り体験などを主催することも。人が人を呼んで絆が生まれています。最初は小さな絆です。でも小さな絆の輪が広がって大きな車輪になってゆきます。「どこに行ったとしても移住は不安なものです。悶々としているより動くこと。がんばっている姿が応援してくださる人を呼ぶんだと思います」  ご主人の言葉には実感がこもっていました。

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これからの夢を聞かせてください。

憧れの田舎暮らしといえども、良いことばかりではありません。コンサート、演劇、美術などの文化イベントが少ないのも現状です。 奥様は、こう語られました。「都会のように商品は豊富にはありません。見たり体験してから買う機会が減ったのは寂しいかな。でも自然の中に暮らしていると、買い物を必要としない生活に変わるんですね。 自給自足ができて自然の中で子どもたちが伸び伸びと育つ。そんな、私たちが目指している田舎暮らしに近づいています」 以前より収人は減ったそうです。ただ、食費なども減っているので生活に不安や不満はないとおっしゃいます。 朝タに大山を眺める日々に、ご主人はおいしいパンが焼けるようになったとにっこり。 「今の夢は大山産の小麦粉でパンをつくること。近所の農家の方と小麦栽培を試しているところです」 「家の前が小麦畑になったらすてきね」 西村夫妻が目をやったご自宅前の野原の向こうには、雄大な大山がそびえていました。その姿は、お二人の夢を静かに見守っているかのようでした。

コウボパン 小さじいち
鳥取県西伯郡伯耆町金屋谷1713-1
営業時間 11:00~16:00
営業日 水曜日~土曜日
TEL/FAX 0859-68-6110
西村さん問い合わせ画像