植田正治、イメージの誕生


概要
展覧会名 | 植田正治、イメージの誕生 |
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会期 | 平成29年6月10日(土)―9月3日(日) |
開館時間 | 午前9時から午後5時(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 火曜日(祝祭日の場合は翌日)ただし、8月15日は開館/td> |
会場 | 植田正治写真美術館 〒689-4107 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3 tel.0859-39-8000 fax.0859-68-3600 |
入館料 | 一般900円(800円) 高校・大学生500円(400円) 小・中学生300円(200円) ( )内は20名以上の団体料金です |
主催 | 伯耆町/植田正治写真美術館 |
展覧会内容
演出写真、シリーズ〈童暦〉、シリーズ〈砂丘モード〉といった植田正治の代表作の数々には、あまり知られていないエピソードや創作の過程があります。例えば、最近、植田の生家から発見された「作画計画ノオト(ノート)」には、戦後間もなく弓ヶ浜や鳥取砂丘で撮影されたいわゆる演出写真のイメージやアイデア、さらには植田のこだわりがある作品タイトルがいくつも記されています。この手帖を見ると、植田が実際に写真を撮影する前に、さまざまに思案しメモやスケッチなどを行いながら、構想を練っていたことがわかります。また、〈童暦〉のネガを見ると、植田がどのカットを選んだのか、あるいはプリントする際にどのようなトリミングをし、どのようなプリント技法を使用したかなど様々なことが理解できます。さらに、晩年の〈砂丘モード〉の撮影風景を見ると、砂丘という非日常的な空間で、どのようなイメージづくりがなされたのか容易に想像できます。
「イメージの誕生」と題した今回の展覧会では、初めての公開となる植田直筆の「作画計画ノオト」をはじめプリント以外の資料を展示しながら、作品誕生の裏側を紹介します。植田ワールドの魅力を再発見していただけることでしょう。
【主な出品作品】
- パパとママとコドモたち 1949年
- 小狐登場 1948年
- シリーズ〈童暦〉より 1959-70年
- シリーズ〈砂丘モード〉より 1983-89年