UEDA-CHO:写真するよろこびの軌跡 展
開催要項 |
植田正治 UEDA-CHO:写真するよろこびの軌跡 開催要項 1. 開催概要 展覧会名○UEDA-CHO:写真するよろこびの軌跡 会 期○平成18年10月21日(土)―平成19年1月21日(日) 開館時間○午前9時から午後5時(入館は閉館30分前まで) 休館日○毎週火曜日(祝祭日の場合は翌日)、12月29日-1月1日(1月2日(火)は開館します。) 会 場○植田正治写真美術館 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3 〒689-4107 Phone.0859-39-8000 Fax.0859-68-3600 入館料○一般800円(700円) 高校生・大学生500円(400円)小学・中学生300円(200円) ( )内は20名以上の団体料金です 主 催○伯耆町/財団法人植田正治写真美術財団 協 力○王子製紙株式会社 2.開催主旨 鳥取県境港市に生まれた植田正治は、生涯山陰の地を離れることなく70年もの間、写真を撮り続けた人です。その長い写真人生を支えてきたものは何だったのでしょうか。 わずか10歳のころ、ほの暗い赤色灯の下で、現像液の中の印画紙に画像が浮かび上がってくる瞬間を目にしたその驚きと楽しさは、植田にとって写真の原点となりました。 中学時代、授業中にこっそり読みふけって先生から叱られるほど夢中になったカメラ雑誌、そしてその雑誌に18歳で初めて自分の写真が月例入選した時、植田はまさに天にも昇る気持ちであったといいます。 写真の道を本格的に歩むと決めてから、植田は自らの写真表現スタイルを確立するまで、同じ中国地方で写真する仲間たちと励ましあい、努力を重ねました。自分の追及する表現が印画紙の中に完成し、これをさらに展開しようとしたその矢先、戦争によってそのよろこびは一度奪われます。しかし、戦争終結後まもなく再開されるフォトコンテストや写真雑誌を舞台に、植田の写真への情熱は再び花開いていくのです。 植田正治の最も代表的な作品シリーズ、砂丘を舞台にした演出写真は、写真関係者たちから「植田調」と呼ばれ、時にはそのスタイルを揶揄する意味にも使われました。しかし、植田はあえてこれを受け入れ、アマチュアであることの誇りとともに、これを掲げてきたのです。 やがてこの「植田調」は世界中に「UEDA-CHO」として知られるところとなり、その意味も植田の「写真する」態度そのもののことへと変化しつつあります。植田にとって「写真する」ことは生き甲斐であり、写真は常に生きるよろこびと共にありました。 今回は、初期から晩年までを通して代表作を中心に構成した展覧会です。「写真するよろこび」を体現した植田正治の70年の軌跡を、あらためて大きくご紹介します。 3.主な出品作品 「桐」1935年 「パパとママとコドモたち」1949年 シリーズ<童暦>より 1955-70年 シリーズ<風景の光景>より 1970-80年 シリーズ<小さい伝記>より 1974-85年 シリーズ<砂丘モード>より 1983年 4.お問い合わせ
展覧会に関するお問い合わせは、植田正治写真美術館 学芸担当までお願いいたします。
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