【企画展】植田正治:山陰の風土に生きて

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概要

展覧会名 植田正治:山陰の風土に生きて
会期 2024年9月14日(土)―  12月9日(月)
開館時間 午前10時から午後5時(入館は閉館30分前まで)
休館日 火曜日(祝日の場合は翌日)
会場 植田正治写真美術館
〒689-4107 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
tel.0859-39-8000
入館料

一般1,000円(900円) 高校・大学生500円(400円) 小・中学生300円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金です
※障害のある方とその付き添いの方(1名まで)は半額となります
※いずれも証明できるものをご持参ください

主催 伯耆町/植田正治写真美術館

 多くの人々にとって植田正治のイメージは「砂丘」でしょうか。不思議な空間、オブジェのような配置、スタイリッシュな構図など。しかしながら、これらのイメージとは別に、植田の写真のベースは、やはり「山陰」です。
 1930年代から70年代のはじめまで、植田はほとんどの写真を「山陰」という限られたエリアで撮影しています。ただし、単に「山陰」を愛し、その美しさに魅かれたという写真ではありません。写真をはじめた1930年代、植田は海外の前衛写真に影響され、写真表現の無限の可能性を意識します。戦争前後の演出写真と呼ばれる植田独自のスタイルが評価されながらも、1950年代から演出写真を離れ、あらたな表現の道を探ります。もちろん「砂丘」も「山陰」を特徴づける重要なアイテムですが、もっと身近で日常的な「山陰」が植田の写真のベースとなっています。人々の平凡な暮らし、無邪気な子ども、四季の自然、さまざまな祭りや行事、当然ながら植田はファインダーをのぞきながら、「山陰の風土」の中に容易に入り込み、溶け込みながらシャッターを切ったのです。
 今回の展覧会は、「山陰の風土」をテーマに植田の初期から1970年代までの作品を中心に紹介します。一見、スタイリッシュな写真とは真逆に思える写真ばかりですが、地元にこだわり続け、さまざまな手法でとらえた「山陰」を紹介しながら、その「まなざし」をあらためて浮き彫りにします。


【主な出品作品】
 尋常科女生徒 1940年
 小狐登場 1948年
 シリーズ〈童暦〉より 1959-70年
 シリーズ〈出雲〉より 1964-80年

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