【企画展】植田正治・写真を楽しむ(6/14~9/7)
概要
展覧会名 | 植田正治・写真を楽しむ |
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会期 | 2025年6月14日(土)― 9月7日(日) |
開館時間 | 午前10時から午後5時(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 火曜日(祝日の場合は翌日)ただし、8月12日は開館します |
会場 | 植田正治写真美術館 〒689-4107 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3 tel.0859-39-8000 |
入館料 |
一般1,000円(900円) 高校・大学生500円(400円) 小・中学生300円(200円) |
主催 | 伯耆町/植田正治写真美術館 |
「写真することがとても楽しい」、植田正治はこの言葉を生前頻繁に口にしていたそうです。ただ単にシャッターを切るだけではない写真に関わる全ての行為、そしてその表現に植田が、強く魅かれていた証でしょう。プロのカメラマンとしてではなく、アマチュアとしてのスタンスを保ち続け、自由に写真に関わってきた植田らしい言葉です。
見慣れた山陰の風景、そしてそこに暮らす子供たちや人々、あえて身近なものと向き合いながら、植田は常に新鮮なまなざしで、かたくなに自己の写真を撮り続けてきました。「ファインダーというのは、ピントを合わせることや、瞬時に対象をとらえるための小窓としてではなく、自らの心の世界を展開する目として使うことができたら、また、新しい世界が生まれることでもあろう」と植田は語っています。被写体と対話するかのように対峙し、気持ちのつながりを持つことを楽しむ独自の姿勢は、画面の中の子供たちや人々、そしてありふれた日常の事物とともに、自ずと映し出されています。その植田らしさこそ、「植田調」と呼ばれる個性であり、スタイルなのでしょう。
今回の展覧会では、植田の初期から晩年までの作品を概観しながら、植田にとっての「写真すること」の意味を浮き彫りにし、あらためて「植田調」とは何かを探ってみたいと思います。
【主な出品作品】
・ モデルとゲイジュツ寫眞家たち(I)~(IV) 1949年
・ 砂丘人物 1950年頃 ・ シリーズ〈童暦〉より 1959─70年
・ シリーズ〈風景の光景〉より 1979─83年 ・ シリーズ〈小さい伝記〉より 1974─85年