山陰にて 植田正治、子どもたちの輝き


概要
展覧会名 | 山陰にて 植田正治、子どもたちの輝き |
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会期 | 2018年9月8日(土)―11月30日(金) |
開館時間 | 午前9時から午後5時(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 火曜日(祝日の場合は翌日) |
会場 | 植田正治写真美術館 〒689-4107 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3 tel.0859-39-8000 |
入館料 | 一般900円(800円) 高校・大学生500円(400円) 小・中学生300円(200円) ※( )内は20名以上の団体料金です ※障害のある方とその付き添いの方(1名まで)は半額となります ※いずれも証明できるものをご持参ください |
主催 | 伯耆町/植田正治写真美術館 |
"山陰にて"と題して開催する2回目の展示では、山陰の子どもたちのさまざまなイメージ、「輝き」を紹介します。カメラに戸惑う子ども、素朴な表情、はかなげな姿、笑顔、魅力的で愛らしい子どもたちが、植田正治の作品にはしばしば登場します。
戦前の代表作《少女四態》、戦後まもなくに撮影された《パパとママとコドモたち》などの家族写真、シリーズ〈童暦〉を撮影し続けた1960年代、シリーズ〈小さい伝記〉の連載を始めた1970年代など、植田の写真には、常に子どもたちの姿があります。もちろん、「昭和の子どもたち」のノスタルジックな姿、愛らしい表情やカメラに対する素直な反応に惹かれていたとは思いますが、存在としてのあやうさや不確かさなどにも魅了されていたのでしょう。写真のなかの「昭和の子どもたち」は、カメラの前で一瞬緊張しながらも、無垢で純粋なまなざしを写真家へと向け、素朴で素直な反応をみせています。そのまなざしや反応は、子どもという被写体の本質、「輝き」を表しているようであり、私たちが忘れかけている大切な瞬間(とき)や幼い日々の記憶を喚起する特別な力を持っているように思えてなりません。
今回の展覧会では、植田が各年代、各シリーズにわたり、カメラ、アプローチや表現方法も変えながら、"山陰にて"子どもたちを撮り続けた足跡を概観します。
【主な出品作品】
- 少女四態 1939年
- パパとママとコドモたち 1949年
- シリーズ〈童暦〉より 1959-70年
- シリーズ〈松江〉より 1964-68年
- シリーズ〈小さい伝記〉より 1974-85年