2017年7月

 じめじめした天気が続くこの時期、毎年急増するのが熱中症です。まだ体が暑さに慣れていないことが重篤な事態を招く原因ともなりますから、徐々に汗をかける体になって夏を迎えたいものです。
 さて、私事ですが、5月末で2年間務めた西部町村会長の役目を降り、少し時間の余裕があったので、まとめて本を読んでみました。10冊ほど続けざまに読んだのですが、その中にとても引きこまれる一冊がありました。「広域警察極秘捜査班BUG」(福田和代著)です。
 この作家は理工系の経歴を持たれており、情報通信や兵器など専門的な分野の描写もとてもリアリティーがあり、サスペンスというより、クライシスノベルという分野の作者さんです。紹介した作品は、登場人物同士の「会話」と作家の「語り」が混合された、これまでと同様とてもスピード感のある物語となっています。それに加えて非常に魅力的なキャラクターが設定され、主人公の心理的な葛藤やいくつかの試練を通した成長など、温かみのある作品に仕上げられました。
 ふるさと納税のおかげで、町図書館の蔵書もずいぶんと充実してきましたので立ち寄ってみてください。

こんにちは町長 米フェスタ2017(伯耆町丸山 5月28日撮影).JPG米フェスタ2017(伯耆町丸山 5月28日撮影)
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