▲昭和28年読書中の池田博士
明治29年に日南町で生まれ、鳥取師範学校を卒業後溝口尋常高等小学校訓導として赴任。
常に理科教育を重んじて「何事も科学的に解明せよ」と常に説いていたという。
2ヵ年間奉職後東京高等師範学校に入学。さらに東京帝国大学文学部国文科に入学し平安朝時代の女流文学を研究のかたわら小説、随筆なども書いている。
その後、「源氏物語講註集成」を出版「古典の批判的処置に関する研究」3巻で文学博士となる。特に「源氏物語大成」8巻で朝日賞受賞。専門の著者は80冊、研究、論文、随筆は実に800冊に達するという。
昭和31年に他界。