2018年9月

 西日本各地で発生した豪雨災害から1か月余りが経過しました。不幸にしてお亡くなりになった多くの方々、そしてまだ混乱や避難が続く被災地に対して、哀悼の意をささげるとともにお見舞いを申し上げます。加えて1日も早い復興を願うとともに、本町としても人員派遣などできるだけのことをしていく所存です。町民の皆様に若干のご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、ご理解をいただきたいと思います。また、募金活動も行われておりますの、ぜひとも協力いただき、被災地の復興に力を貸していただくようお願いします。
 それにしても、これだけ広い範囲で長時間大雨が継続したことはこれまで経験がありません。当地では7年前に3日間で1000ミリ近い雨が観測され、土砂崩れなどの災害が発生しましたが、雨域が比較的限られていたため、日野川の水位上昇は一時的でした。ところが今回は中国山地全体でまんべんなく500ミリ程度の降雨があったため、水位上昇が長引きました。そのような中でも、上流部のダムの水位調節をこまめに行うなどで氾濫危険水位に到達することなく大規模被害を未然に食い止めていますし、大山山麓の砂防ダムでも流木の捕捉などで大きな効果があっています。加えて町民の皆様にも夜間の時間帯でありながら避難勧告に対応していただきました。
 地球の温暖化とともに今回のような災害は決して数十年に一度ではなく身近なリスクとしてご認識いただき、防災減災のための施設整備や迅速な避難行動にご理解をいただきたいと思います。最後に、これからが本番の台風シーズンです。日頃からの備えを忘れないようにお願いします。

全国・中国大会に出場する中学生を激励する町長(伯耆町役場 7月31日撮影).JPG全国・中国大会に出場する中学生を激励する町長(伯耆町役場 7月31日撮影)
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