2025年5月

 経済産業省は、東京証券取引所と共同で、女性活躍の推進に優れた企業を「なでしこ銘柄」として選定し、投資家にとって魅力ある銘柄として紹介しています。
 今年度、全国の名だたる大企業23社が選定される中で、地元の山陰合同銀行が2年連続で名を連ねました。「共働き、共育てを可能にする性別を問わない両立支援」「女性が能力を発揮できる人材育成システム」などが評価されたもので、出産・子育てを経ても、女性が働きたい職場として選定されました。
 また政府は、2030年までに、企業や官公庁の管理職に占める女性の割合を30%にすることを目指しています。鳥取県は、全国的にも先進的な取組みを行っていますが、伯耆町ではどうでしょうか?
 意思決定層が男性と壮年に偏ると、女性のいない民主主義と言われ、結果的に若年女性の流出が拡大し、少子化、人口減少、働き手不足といった負のスパイラルが加速します。
 一方、女性管理職の割合が30%を超えると施策が変わり、多くの人に受け入れられると言われています。行政、議会、自治会、企業、各組織など、私たちの身の回りの女性登用は、どのような状況でしょうか。無意識の偏見(○性は家事や育児が苦手)、好意的差別(○性には力仕事はきついから○性に任せよう)、先入観(○性は重要なポジションや交渉には向かない)などはないでしょうか。持続可能な伯耆町を創っていくために、改めて考えてみる必要があるようです。
※○性に、性別を入れて考えてみてください。

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