伯耆町は、空家等の適正な管理を推進するため、全国の自治体と連携して空家対策に取り組む株式会社クラッソーネ(本社:愛知県名古屋市)と「空家等の適正管理の推進に係る連携協定」を締結しました。
伯耆町では、管理されていない空き家が、増加傾向にあり、平成28年に伯耆町空家等対策計画を策定し、「適正管理の推進」、「除却等が必要な空家等整理の推進」、「予防(空家等発生の抑制)」の対策に取り組んできました。しかし、増加傾向は続き、空き家問題は肥大化し、周辺地域への影響も大きくなっているため、管理不全・危険な空き家を発生させない更なる「発生抑制」の対策が課題となっていました。
この現状から、連携協定により、株式会社クラッソーネが運営される空家等の除却・解体に関する情報発信ツール「解体費用シミュレーター」や「すまいの終活ナビ」などの提供を受け、空家の適正管理及び除却や活用が促進されることを期待し、令和7年10月10日の連携協定に至りました。
株式会社クラッソーネが持つ解体工事サービス、知見及びIT技術を活用し、伯耆町の空家の適切な管理・除却の促進を行います。
1.町が、空家等所有者に対し、株式会社クラッソーネが運用する「伯耆町版 解体費用シミュレーター」や「伯耆町版 すまいの終活ナビ」などのサービスの紹介を行います。解体工事の概算費用や解体後の土地部の売却査定価格相場がわかる機能や固定資産税シミュレーター、空家の迷惑度診断機能等が備わっており、空家所有者が手軽に相場確認し、空家をどうしていくかのきっかけになるサービスです。
2.町は、所有者に対し、株式会社クラッソーネから提供された啓発チラシを配布し、土地の利活用促進を図ります。
3.町は、空家等の適正な管理を推進するため、株式会社クラッソーネが持つ空家の解体に関するサービスやノウハウを享受することができます。