のどかなドイツの森のように小鳥の声で目覚めています

ドイツで暮らしていたこ夫婦が帰国後の住まいとして選んだのは、
大山のふもとにある別荘地でした。

長年、ヴァインハイムに暮らした谷口夫妻。森を生かしたドイツの農村のように自然の中でのんびり暮らしたいと、森林住宅地「ロイヤルシティ大山リゾート」に定住されました。今では、ウオーキングやバードウオッチングを楽しむなど、お二人で心豊かな生活を満喫されています。

谷口夫妻写真

別荘地を知ったきっかけ、定住を決めたポイントは?

自動車部品メーカーの技術者として活躍していた谷口豊武さんは仕事の関係で27歳のときにドイツの田合町に赴任。以後28年間、ご家族とドイツに暮らしておられました。
転機が訪れたのは55歳のとき。会社が山陰に進出し、鳥取研究所ができたのです。伯耆町から近いその研究所に谷口さんが出張した際、所長から別荘地のロイヤルシティ大山リゾートを紹介されました。
「驚きましたね。山と森がドイツの風景に似ていたんですよ。空気は澄んでいるし、水もおいしい。すぐに気に入り帰国を決心しました」
「私もドイツでの生活と同じように自然と向き合った暮らしをしたいと思っていました。ここならばと主人に賛成しました」
ロイヤルシティ大山リゾートでは敷地内に温泉の源泉があり各戸のお風呂に温泉が引けることも選ぶポイントになったとか。
帰国後、鳥取研究所に勤務されたご主人は定年を迎えられ、現在はお二人で悠々自適の日々をお過ごしです。

実際に暮らして感じられたことは?

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「まず、山あり海ありで感動しました。車で10分も走れば大山、20分で日本海です。新鮮な魚も簡単に手に人って、これがまたおいしい全国に別荘地は多いけれど山と海の両方ある場所は少ないですよ。それに歩いて行ける距離に野菜の販売所や地ビールのレストランがあって思った以上に生活も便利でした」
そう語るご主人の横で奥様もうなずいておられます。
「大山はいつ見てもいいですね。用事で出かけて帰ってきた時、大山を見上げながら家まで歩いているととてもいい気分になれるんですよ。私は、白い雪をかぶった冬山の風景も好きです
」山陰と聞くだけで寒い地方と思われるかもしれませんが、じつは東京と同じ緯度。谷口夫妻のお言葉を借りると「雪は降るけれど信州などにくらべると寒くはない」そうです。

ライフスタイルをお聞かせください。

お二人の朝は鳥のさえずりから始まります。「なじみの小鳥たちが、おはようって挨拶に来るの。そんなとき島と話せたらいいだろうなと思いますよ」
それから朝食をゆっくり味わった後、ご主人はバードウオッチンクや趣味の力メラを楽しんだり、週未には買い物をかねてちよっと遠くの物産店までウオーキングしたり。
奥様は庭仕事が楽しみ。旬の野菜と果物を使ったケーキやクッキーを焼いて、ドイツのお茶と一緒にいただくことも大好きだそうです。また、自然観察や山陰地方の文化、歴史も探索されています。 
お二人の趣味がひとつに結集して、児童向け図書『野鳥の子育て』も出版されました。文と挿絵は奥様、写真はご主人の作品です。「鳥の種類が多くて生きものの息吹にあふれている。これだけの自然が残っているのは素晴らしいことです」 「まだ、山陰の良さを知らない人が多いんじゃないかしら」
動植物が生命を輝かせる四季折々の風景を背景に、お二人の暮らしは年輪を重ねる樹木のように伯耆町に根を深めておられます。

不便なこと、町に改善してほしいことはありまずか?

大山のふもとに暮らして早10年余。この間、奥様は環境保護の活動に参加されたり、まちづくり委員なども務めてこられました。
ドイツの工コロジー運動に詳しいことからこんな提言もされています。「自家用車はできるだけ使いたくないと思っています。そのためにも路線バスの整備をもっとしてほしいですね。私たちもこれから高齢に向かって、車の運転がおっくうになるでしょうから」
大山では冬季、降雪があると行政が迅速に道路の雪かきを行っています。
ウオーキングが趣味のご主人からは切実なひと言も・・・「車のためにすぐ除雪してくれるんだけど除雪した雪が歩道に積まれて人が歩きにくくなるのは残念だな」こうした改善点はありながらも、移住の先達として「田舎暮らしに憧れる人には伯耆町を推薦したい」とおっしゃる谷口夫妻。
郷土愛に根づいた様々なご意見を大切に受けとめて、行政もさらに住みよいまちづくりに取り組んでいるところです。

谷口豊武さん・秀子さん

企画課・町づくり推進室
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