鳥取県内で伝染性紅斑(りんご病)の流行が確認されています。今後も流行が継続するおそれがありますので、手洗い等の感染予防に努めましょう。
●手洗いを徹底しましょう。アルコールが効きにくいため、流水と石けんによる手洗いが有効です。
●風邪のような症状がある場合は、咳エチケットを心がけましょう。
●妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常(胎児
水腫)や流産が生じることがありますので、周囲で患者発生がみら
れる場合は、妊娠中あるいは妊娠の可能性のある女性は、できるだ
け患者との接触を避けるよう注意してください。
●症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
伝染性紅斑(りんご病)とは
〇発しんを主症状としたヒトパルボウイルスB19による感染症で、感染経路は患者の咳やくしゃ
みなどによる飛沫感染と手などを介した接触感染です。
〇頬がりんごのように赤くなることからりんご病とも呼ばれます。
〇症状は、両頬に紅い発しん、手・足や体に網目状の発しんがみられ、1週間前後で消失します。
発しんが出現する7~10日前に、微熱や風邪のような症状が見られることが多く、この時期に
最もウイルスが排泄されます。発しん出現時にはウイルスの排泄はほとんどなく、感染力はほ
ぼ消失しています。